
ジエッド=ベン・ロンダン
Zied Ben Romdhane

ジエッド=ベン・ロンダン
チュニジア人
1981年生 -
チュニジア北西部にある叔父のコマーシャル・スタジオを通じて写真と出会い、その後は数年かけてポートレート・コマーシャル撮影をして写真の技術を磨いた。ジャスミン革命後、フリーランスの写真家としてチュニジア社会を記録することを決意した。
2011年にリビア戦争が開戦してまもなく、リビア国境付近のチュニジア国内の難民キャンプを撮影した。「Waiting Zone」として発表されたこの作品は、難民キャンプ内で変化を待ち続ける不確実性に焦点を当てた。
見るものの関心を相互に作用する社会的、政治的、経済的な問題の複雑性に向けるために、作品を一貫して白黒写真で発表している。
2013年には紫外線の影響で皮膚に遺伝的な疾患を抱える子供たちを撮影した「Children of the Moon」を発表した。その後はチュニジア僻地で暮らす人々の日常に焦点を絞り、2014年に「Tataouine」を発表、2017年には写真集『West of Life』を発表した。
MUCEM、Houston Center for Photographyin Texas、1×1 Gallery in Dubaiなど、作品は世界各地で収蔵されている。
2019年よりマグナム候補生。